水の栞

~不細工(笑)とビックリマンと飛田さんと唇柄が好きな、基本残念なひとの日記です~

迷い老人

ウチは「ある三叉交差点を間違えてしまった時、修正しようと進んだ先」にある自営の店舗なので、1~2ヶ月に一度くらいの間隔で道を尋ねられます。

仕事柄、住宅地図もあるし、たいていは上記の間違いなのでわかりやすい道を教えて事足ります。

突き当りに学校があったり、曲がった次の信号にはコンビニもあったりで、教えやすくて助かります。

が、昨日の夕方に来たお爺さんは勝手が違いました。

 

徒歩で入ってきて、行き先を聞くと「隣市の警察署」。

車で小一時間の場所です。

さすがにおかしいので話を聞くと、会話らしい会話が出来ないし、住所も名前もわからないという…。

普通に警察を呼びました…。

待っている間も、歩き出そうとするのでやんわりと引き止めたり、会話して素性のヒントになるものはないか探ったり…。

そうこうしているうちにパトカーが着てくれたので一安心ー! 

警察官が、許可を取って衣服を探ったら、身元に繋がりそうなものが出てきたらしく、話すうちに携帯電話の番号も口頭で言えていたので多分何とかなったのでしょう。

パトカーにお爺さんを乗せて警察署に向かいました。

 

ぶっちゃけると、お爺さんを怒らせて暴れられたらどうしよう、とか、そういう心配ばかりしていました。

あー怖かった…。

 

自分の両親も高齢。

病気で家族のことを忘れてしまった遠い親戚もいる。

他人事ではないのよねー…。

自分だって、いつそうなるかもしれないわけだし。(まごうことなき中年です) 

色々、身につまされた一件でした。

 

ところで警察って、お爺さんとの会話をウチでやるのね。

探りながらの会話だから話が長くかかったんだけど、連れて行ってからやって欲しかったかも…(笑)