母方の実家に行ってきました。
お参りも済ませて、昔の話に花が咲くのを横で見ていると、写真の話をされました。
ああ、話が長くなるやつかなーと思ったら、「結婚式の写真」でした。
80歳超えの方たちの持つ結婚式の写真ともなれば、それはそれは数があります。(古いお屋敷だし大家さんだし)
当たり前ですが、ほとんどの写真は私にはピンと来ない。
基本白黒ですし。
そんな中、数枚のカラー写真。
母の写真は白黒だったので、カラーになれば相当新しい世代になります。
その中に一枚だけ、知っている方の写真が。
隣町の遠い親戚さんご夫婦の写真でした。
近日中に会うのがわかっていたので、見せてあげようと写真をスマホでパチリ。
そして今日、お会いして見せることが出来たのですが、失敗していたことに気が付きました。
ご夫妻だけを切り取って撮るのではなく、その周りも撮っておくべきでした…!
おそらく、今は亡きご親戚。
そちらの方が、見たかったのかもしれません。
同じ写真を持っているはず、と言ってはいましたが、配慮不足だったと痛感!
昔、カセットテープが出てきたことがありまして。
そのテープには、私が赤ん坊の時の声が入っていました。
新しもの好きの伯父の家で録った模様。
ただ、赤ん坊なので、喋るわけではない。泣くわけでもない。
たまに「うー」とか言ってるくらい。
そこに微かに入っている、私を喋らそうとする伯父や母の声。
ああ、メインはこっちだよなぁ。
若い母の声や伯父の声。
赤ん坊の声を録りたいわけだから、ちょっとしか入っていなかったけど。
同じく昔。
アニメの主題歌を録音するのに、テレビのスピーカー部分にラジカセを近づけて録っていた頃のこと。
再放送のアタックNo.1の主題歌の背景に聞こえるのは、天ぷらを揚げる音。
いつしかそちらの思い出の方が心に残るようになりました。
枠外にこそ、ドラマがあるのだと思わされる出来事でした。